過保護な会社員 2018-01-18 13:53:04 |
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(ソファに腰を下ろしながらノートパソコンを睨む様に食い入り見詰め、曲げた背中は頼りなく折れ曲がり、パソコンのキーボードを叩く事の無い指先と呻くように時折漏れる唸り声、眉間による皴が原稿が思うように進んでいない事の証明で。顎を指の腹でなぞるそのタイミングで話しかけられたそれにパソコンに前のめりだった顔が引かれ視線は手の内に有る手紙の行方を見るばかり、“ 嗚呼、お前 ”と許可なく開かれている便箋を咎めるべく言葉を載せてから目を凝らす為に瞳を細めてその姿を眺め「 覚えてねェから解らねぇ 」とは言えその行為をそれ以上咎める事なく、封筒の種類を覚える記憶力の良さと丁寧さが彼がモテる秘訣なのかと寄っていた眉間の皴を戻しつつ頭を捻り答えを送り)
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