キミの為に　／　非募集

＿＿＿おう、お帰り。間違いなかったみてぇで安心した、
土産はちゃんと持ってんだろうなァ。……なあ、ハサミ何処に有るか知らねぇ？(　周囲の棚ゴソゴソ　)お前がいなかったからハサミが何処に有んのか解らねんだわ、前髪が邪魔だから切りたいのに切れなくて苛々する。(　後頭部がしがし　)
あぁ、そうだ、一応提出した自己紹介持ってきたケドよ。お前の好きなように変更できるみてぇだから遠慮しないで言えよ(　頬ぽり　)





月城 薫( つきしろ かおる ) 29歳 ／ 垂れ目がち ／ 下睫毛長め ／ 肩甲骨までの黒髪癖毛 ／ 身長180cm、不健康な痩せ身、猫背 ／ 不器用 ／ コミュ障 ／ ダウナー系 ／ 負けず嫌い ／ 無自覚我儘 ／ 世話を焼かれて甘やかされる事が当然と考える ／ 生活能力ゼロ ／ 淡白に見えて無自覚に依存度が高い ／ 攻め属性 ／ 男前思考 ／ 神経質に見える大雑把 ／ 坊ちゃん育ちの世間知らず ／

勿論持ってきたよ。期間限定、チョコの中に柚子のジャムが入ってるらしいんだ。後で一緒に食べてみよう。＿＿ハサミなら確かここに有ったと思うが、セルフカットはお勧めしないな。キミ不器用だし、切り過ぎると取り返しがつかないからね。(　引き出し開け　)
＿＿PF、再度貼ってくれてありがとう。キミはそのままで充分だ。(　ニコニコ　)
此方からも下に微妙な加筆をしたものを置いておくよ。この部分は変えろとか、もっと詳しく書けとか有ったら言ってくれ。


才藤　琢　(　さいとう　たく　)　29歳
黒の直毛短髪　／　つり目がち　／　身長180cm、引き締まった体型　／　平社員　／　そこそこモテる　／　外面だけは良い　／　包容力()　／　世話焼き　／　スキンシップ多め　／　独占欲強(　自覚ゼロ　)　／　攻属性　

サンキュ、期間限定って何でこんなに興味持っちまうんだろうなァ。柚子ジャムとチョコレートが不味い訳ねえもんな(　くく、　)そう言うならお前が切ってくれよ。下向いた時に顔周りで揺れて邪魔なんだ(　む、/　手の平パッパ　)
詳しくしてくれてアリガトよ。よりお前が想像つくから助かる、変更も要らねぇ＿＿このままのお前が良い。(　ぼつり　)改めて宜しく、(　目元細め　)
確認すんの照れくせぇなァ、俺たちは同棲してるっつう事で良かったか？(　ちらり　)それが決まれば早速お前と絡みたい。＿＿交流文はどっちからにする？(　首傾け　)

企業の販売戦略に乗せられてると言うのも有るだろうが、やっぱり特別な感じがするものは欲しくなってしまうね。(　ふ、　)ああ、その言葉を待ってたよ。＿＿眉下くらいまでの長さなら丁度良いかな？(　前髪指で挟み　)
そう、一緒に住み始めてからもう5年以上になる。(　頷き　)＿＿一応此方から初回は出してみるが、絡みづらければ無視して好きなシチュエーションで始めて貰って良いからね。



＿＿これ、キミ宛のファンレターだね。
(　出張から帰り、夕食を済ませて僅かな期間でゴミ屋敷と化した我が家を手早く片付けた後の夜。暖房の効いた明るい部屋で、クリーム色のソファに腰掛けて郵便受けに詰められていた紙の束を確認していれば、白地に控えめな花柄が印刷された可愛らしい封筒が目に留まり。宛名から内容を察すれば一瞬だけ眉間に皺を寄せ、相手の方へおもむろに顔を向けて話し掛け。「　前も似たような封筒を見た気がするんだけど、同じ子かな。　」と言いつつ再び手元のそれに視線を戻すと、さも当たり前の様に無許可で封を切り中の便箋を取り出して。　)

(ソファに腰を下ろしながらノートパソコンを睨む様に食い入り見詰め、曲げた背中は頼りなく折れ曲がり、パソコンのキーボードを叩く事の無い指先と呻くように時折漏れる唸り声、眉間による皴が原稿が思うように進んでいない事の証明で。顎を指の腹でなぞるそのタイミングで話しかけられたそれにパソコンに前のめりだった顔が引かれ視線は手の内に有る手紙の行方を見るばかり、“　嗚呼、お前　”と許可なく開かれている便箋を咎めるべく言葉を載せてから目を凝らす為に瞳を細めてその姿を眺め「　覚えてねェから解らねぇ　」とは言えその行為をそれ以上咎める事なく、封筒の種類を覚える記憶力の良さと丁寧さが彼がモテる秘訣なのかと寄っていた眉間の皴を戻しつつ頭を捻り答えを送り)

まあ似たようなデザインは幾つもあるからね、あまり印象には残らないと思うよ。
(　覚えてないと大雑把な返答が返ってくれば、その興味の薄さが相手らしいと吹き出す様に小さく笑いつつファンレターの内容に目を通し始めて。柔らかな印象の字で綴られていたのは、手紙を送るのは2度目との旨に新作への感想と心のこもった応援の言葉。当の作家からは忘れられているのに健気な事だ等と顔も知らない送り主に上から目線で僅かな憐れみを向け、確認の終わったそれを封筒へ元の様に仕舞って。「　この子、丁寧に感想書いてくれてるよ。良かったら気分転換に読んでみる？　」先程から煮詰まってる様子が気にかかっていた、取り敢えず何か変化を与えてみれば執筆も進むだろうかと相手の方へ手紙を差し出し、首を傾げて軽い調子で提案してみせ。　)