名無しさん 2018-01-17 21:10:10 |
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(今までの人生の中で、目の前のような人型に近い妖怪は大抵大きな力をもっていた。それだけになにをするかわからないと、鳥居の上にいた妖怪が石畳にふわりと着地すると少し身構えて。相手がおどけたように両手に狐をかたどりながら瞳と唇に弧を描くと、さすがに多くあるような有象無象の妖怪ではないことはわかっており。いまだに警戒心は解かずに相手を見据えながら「…俺は永瀬龍磨…あんたは?」と普段は妖怪相手に自己紹介などしないが、とりあえず話がわかる妖怪かどうか判断するために自分の名前を教えて。)
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