匿名さん 2018-01-02 00:30:08 |
通報 |
春原 澪 Sunohara Mio / 20歳
容姿◆染まる事を知らない漆黒の髪は、美容院もろくに行けないため伸ばしっぱなし。長い後ろ髪は腰のくびれを越しに掛かるのを一纏め、前髪はセルフカット。眉下でカットしたのを軽く横へ流す形で重たくはない印象。平均的な身長だが細身であるせいか、もう少し背丈があるように見える。余分な肉のないスッキリした顔立ち。顔のパーツひとつひとつ、あまり主張はないものの整然と配置され素朴だが端正。長めの睫毛が重たげにまん丸な黒目を覆い、年頃の娘ながらもアンニュイな雰囲気を漂わせる。
人物◆古びた一軒家に父・母・少し年の離れた兄、そして澪の四人暮らし。祖父の遺した多額の借金があり、父はしがないサラリーマン、母も家や父を支えるためにもパートで働いている。兄もそんな親の背中を見て来たからか、中学を卒業してからすぐ稼ぎに出て家計を助けるようになり、澪を高校にまで行かせてくれた。父や母は、僅かでも澪や兄のために時間をつくり一緒に過ごそうとしてくれた。自身も家族のために家事をしたり、それぞれが思いやれるあたたかい家庭にて育つ。
互いに助け、支え合う姿を幼い頃より見てきたため、心優しいが恩をひけらかしたりはしない、淑やかな女性に成長した。困っている人がいれば自らを省みず進んで幇助し、やらない善よりやる偽善、といったお人好し。卒業を機に一人暮らしを始め、人の役に立てる仕事がしたいとすぐに就職の道へと歩むが、就職先は不運なことに人間関係が円満とはいえないものだった。比較的良い子の部類に属する自分は、周りから見るとあまり面白くはないようで昔から時折からかわれることもあり、それは社会に出ても変わらず。しかしいずれ止むだろうと包容力さえ見せる。
そんな生活を続けて2年ほど。節目を迎え、いまだ残っている借金のため仕送りの額を増やしたり、職場で後輩ができたり。相変わらず生活はほそぼそとしていたが、それなりに穏やかに充実した日々を過ごしていた。
監禁◆何をされるのか分からない恐怖で最初こそ反抗を見せ、食事の拒否・脱出を試みる行動を取ったりする。至れり尽くせりな環境や、こちらや家族などに危害を加える様子がないこと、どこから調べ上げたのか借金についても彼は知っている様子で、ここに居るのなら肩代わりするのだと言う。囚われの身にしては解放的な空間。そこに側近がついていると雖も、所詮彼の駒のような存在。縋ることができる相手は結局彼だけなのだと自覚し始めると、受け入れなくてはならない運命なのだと悟る。人間とは不思議なもので、どんな環境下におかれても順応していく。自身も同様に、徐々に警戒心を解き懐柔していくのだが、異常な環境でもこれほどまでに自身を求めてくれるということが嬉しく思う自分がいて、心の内で密かにマゾヒズムの芽が出る。更には、彼の深い闇に触れていくうちに情が湧いてしまい、のちに支えてあげたいとすら思うようになる。
( / お待たせ致しました。常連様のご要望に上手くお応えできていれば良いのですが……同様に、修正希望点がございましたら修正しますので、遠慮なくお申し付けください…! )
トピック検索 |