◆狸 2018-01-01 00:20:57 |
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>八百 晦日
あの、すみません!巫女様の生まれ変わりという方は貴方のことでしょうか?
( すんすん。誰よりもよく利く鼻で匂いを捉えながら歩く昼下がりの路上。すれ違う人間は皆一様にそれぞれの話し相手と目を合わせ、此方の気配さえ感じ取れずに道の向こうへ歩き去っていく。其れを尻目にすんすん、すんすんと道に残る甘い足跡を辿って行くと程無くして見付けた後ろ姿にぴんっと耳が立ち。恐らく彼だ!間違いなく彼だ!否、本当に彼だろうか?次々に脳内へ浮かんでは消えていく確信と疑念に足を止める暇はなく。あれだけ良い匂いがするんだから彼に違いない。もし違ったのなら振り向かないであろうあれを置いて本物の彼を探しにいけばいいだけなのだから。そんな心持ちで近づくと、其の歩みを止めるべく見慣れぬ服の裾を掴み乍ら声を掛けた。左右に揺れ動く尻尾は目の前の人間が振り向くのを今か今かと待ち侘びているようで、 )
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( / 今晩は、お越しいただきありがとうございます!こちらこそ、お優しい言葉をありがとうございました…!ご指名いただいた犬神でお迎えにあがりましたが、もし妖の変更・絡み文の変更等ご要望がありましたらご遠慮なくお申し付けくださいませ。それではどうぞ宜しくお願い致します! / 蹴り可 )
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