死神 2017-12-31 11:56:53 |
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>624様
(彼の部屋は、いつも同じ匂いがする。どんなに隈無く掃除をしても、一日掛けて換気をしても、決して消える事なくこの部屋に染み付いた酒と煙草の匂い。どちらも嗜まない己にとって、初めは不快な"臭い"であった筈のそれが、今や心地良く己を落ち着かせる"匂い"へと変化している。それに気付く時は決まって、酷く気持ちが落ち込むのである。嗚呼、まただ。またこうして、とうに手放すべき感情が自分の中に根付いてゆく――何処か焦燥感にも似たそんな気持ちは、言葉の代わりに無機質な表情に差す僅かな翳りとなって表れた。こんな事を考えていると、時間というものは不思議とその歩みを早めてしまう様な気がする。何処かで中断しなければそれこそキリがない、迷宮入り寸前の思考をぷつりと断ち切って今や己の指定席と化した窓際のカウチから立ち上がると「酒は要らん――何か出してくれると言うのなら、珈琲を頼む。」と、彼がキッチンの棚からグラスを取り出すその音に気づき、釘を刺すような声を掛けて)
(/お声掛けと、こちらへのご移動を有難うございます。早速では御座いますが、当方のサンプルロルを投稿させて頂きますので、こちらへの返信を以てロルテストとさせて頂ければと存じます。尚、長期間のやり取りが前提と言う背景から相性を重視させて頂いておりますので、ロルテストを拝見させて頂いた上で相性を考慮し、残念ながらお断りさせて頂く場合がある事を予め御承知置き頂けますと幸いです。それでは、お待ち致しております。)
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