司書 2017-12-30 15:52:29 |
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>>緑の本
( 薄暗い路地裏、ただでさえ人気のない場所なのに続くレンガの道はまるで迷路のようで。鳥の鳴き声も、街の喧騒も全く聞こえないその様子に不思議に思い歩き出そうとすれば不意に聞こえた声。「 ━━━え、っ? 」 振り向けば視界に入るのはとても可愛らしい自身よりも少し歳上に見える女性。女性にしては少し声が低く感じるが━━、いけない、すぐに自分の思考に入ってしまう、この人はきっとあんな暗い場所で佇んでいた自分を心配してくれたのだ。暗い場所にも関わらず眼前の女性の眩さに目を細め、光指す方向へ可憐な指を向ける様子に こくり、と控えめに頷くとパタパタと底の薄いローファーで女性の横に並び、視線合わせるように見上げれば水面のように静かな声色で )
━━━あの、ありがとうございます、お姉さん。なんだか静かで、一人もいないのかと思っていました。
( /気付くのが遅くなってしまい申し訳ありません…!相性が合わないだなんてとんでもないです、素敵なオネエ様とお話出来て光栄でございます!こちらは蹴ってくださいませ、静かな娘ですが何卒よろしくお願い致します。 )
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