駄目! 待って! (少年の持ち物を持ち去る犬のような何かに気を取られ一瞬反応が遅れるも、ホームに向かう子供の姿に思い出すのは先程の「最近は行きっぱなしの電車しか来てない」という言葉で。つまり自分がここに来た時同様、電車が来ることはあると言う訳で。焦った声で叫びながら子供を追いかけ背後からかかるように抱きすくめようと手を伸ばし)