>取り敢えず声をかける ……迷子か? お姉ちゃん、どうしたんだい? (看板の近くまで歩いてきた影の正体は、泣きじゃくる小さな少女で。髪と目の色、それに服装と今この場にいることも、全てがどことなく不可解に思えては、その姿を認めたほんの一瞬だけ眉間に皺を寄せてしまい。しかし、すぐ少女の視線の高さと自分の目線が合うようにしゃがみこむと、柔らかな声色で相手に事情を尋ねて)