主 2017-12-20 23:07:48 |
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【物語】
十二支の宴から、早数千年。人々はそんな話など夢物語だと思っていました。
しかし、これは実際にあった話だったのです。かの十二支たちは人として生まれ変わり、その記憶を持つ者はかなり少なくなっていました。
人間と変わらない生活を過ごす生まれ変わりたち。彼らには、他の人たちとは違う力があったのです。
十二種類の能力は、彼らにとってさまざまなものを与えました。
『異端の人間』という蔑みや、『化け物』という扱い、または『超能力者』などの賛辞もありました。
彼らは各々に暗い過去や影を落とし、それでも前を向いて歩こうとする者もいたのです。
そんなある日、十二支の何人かが仲間を傷つけるようになったのです。
その影に、一人の人間の存在がありました。
十二支と神をもっとも嫌う猫の存在。
これは十二支たちによる悲しい悲しい物語。
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