xxx 2017-12-05 23:46:58 |
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>303 夏目 央
…アンタの言う通り、此処はアタシのお気に入りの部屋――誰にでも入らせる訳じゃないわ。(彼女の問いに答えぬまま、若く瑞々しい肌の質感を確かめる様に舌を這わせた細い首へ唇を寄せる。己にはもう二度と戻る事の無い、どんなに焦がれても手に入れる事の出来ないその若さを舌で、唇で、そして指の先で味わった。欲しい、欲しい、欲しい――心の深層に深く根を張る欲は無意識の内に大蛇の半身をするすると彼女の体へ巻き付かせ、ゆっくりと締め上げてゆく。漸く我に返ったのはそっと己の名を呼ぶ彼女の細い声が聞こえた時。一瞬はっとして眉を上げる頃には、彼女の首筋に毒の滴る歯牙を突き立てる寸前であった事に気付く。一体どうしたのだと問われるのを嫌がって、今更ながらに先の質問への答えを囁いた。半身は緩い力で彼女の体へ巻き付かせたまま、指先に引っ掛けていたチョーカーをそっと彼女の首へ飾ってやると「今のアンタには過ぎた代物…いずれ、これに見合う女になりな。」と至近距離に互いの視線を交えながら告げて)
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