xxx 2017-12-05 23:46:58 |
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>232 夏目央
(あくまで己の感覚を基準にしての話にはなるが、"結構待った"とそう感じていた。元々、あまり気の長い性格ではないのだ。それこそ、もういい加減にこれ以上は待てないと談話室を出て行く事も視野に入れて考え始める頃になって漸く現れた彼女の姿を見るなり、眉間にはぐっと皺が寄せられた。待たされた事に対してではなく、恐らくは彼女の姿に対しての反応だろう。今日になって既に何度目かと言う溜息と共に頭の先から足元へと一通り彼女の姿を眺めた上で「アタシが此処に居るかも知れないと少しでも予想してたなら、もう少しまともな格好で来るべきだとは思わなかったの?」と、小言を言うには決して困る事のない口が動き出す。怪訝そうな表情をそのままにバスケットへと近付いて来る様子を眺め、すかさず現れたギャルソンの分身が彼女の傍らで紅茶の用意を始める姿が視界に入り込んで来たのを確認すれば「それ飲んで食べたら、部屋に戻って化粧の練習でもしな。」と呆れの色を孕んだ声がそう告げて)
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