（　　従兄弟と愉快なお粗末さーん！　：　お粗末／指定色／従兄弟×松野　　）

>零菊


零様こそ、此処気に入ってるよね。

( 不規則で大きな足音が階段を下る音が耳に入ってくると、誰かが起きて来た事を察知して、邪魔されることのない様にスマホゲームはキリのいいところで停止して。水のけたたましい音でふと時計に目をやると既に時刻は昼過ぎ、これからゲームのイベントをまだ走らなきゃならないし、誰のかは知らないプリンを食べたが其れは起きてすぐの事で既にお腹は空いたし、誰かが起きて来たのなら昼食でも作らせようと相変わらず人任せな為体思考で炬燵におり。リビングに現れた人物は同じ居候の身で、六子の次男様であり無自覚サイコパスという恐ろしい特性を持った人物。似たような顔をしている癖に、何故か六子の中で飛び抜けてナルシストな変人でもあり、不思議な事に着ている服はいつもダメージ加工になる菊地家の中でもかなりの危険人物。顔でも洗ってきたのか水を滴らせるその顔に視線だけやるも、そんな自分と変わらないしイケてねェよなと内心鼻で笑い。しかし相手は自分の兄、そんな思った事をそのまま口に出せるわけでもなく、話を続けようにも昼食を作れなんて頼めるわけもなく、頼んだところでやばいもの食べさせられるのが目に見えている為何も言い出せずにいて。
声を掛けられるとわざとらしくゲェという顔をするも、構われる事は嫌ではなく、いつもの様に片方だけ口角を上げ笑み、此方もふざけた返事をして。炬燵に入ってきた冷たい空気と足にギャッと小さく声をあげるも、反抗すればどうなるか、嫌な予感しかしない為文句は言わないでそっとおこうと、少し狭くなった炬燵で黙ってゲームを再開させて。 暫く何も言わずに画面をタップしていたが、此処に越して(押し掛けて)きてまだそんなに日は経ってないが、次男がいつもの様に頻回パチンコに行ったり、煙草を大量に吸ったり、金の話を最近しないなとふと考えると、何かの前兆かもと怖くなり身震いし。探りを入れるのも面倒だが、自分に災いが降りかかる方が深刻だと考えると身体の向きを少し変えて再び口を開き )

零菊、今日はパチンコとか行かないの？ 出掛けるならi○unes カード買ってきて欲しかったんだけど...もちろん金はやらないけど。




( / 強風ぐらいふかせて下さっても大丈夫ですので....！ この為体な木偶の坊をドンドン使いパシって下さい笑
背後はこの辺りで一旦失礼させていただきますが、もし何か有りましたらいつでもお声掛け下さいね。 )