赤の女王 2017-12-03 23:18:48 |
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(癖が有る人物は真似やすい、その理論で行けば此処ら一体に住まう誰彼の物真似は練習せずとも出来るだろう。手にした木べらを元の場所へと戻し、そうは思えど似ていると言われれば満更でもないと口角をゆるりと持ち上げて。話をしながらでもスムーズに、手慣れた様子ですらあるその対応を眺めつつ「その腕をライオンが見れば城に欲しがるだろうね。おんぼろ屋敷に嫌気が差したら城の厨房で雇って貰えばいい」初めての環境だろう、城の厨房と言う場所で戸惑う事なく工程を進める彼の様子とはコックが喉から手を出すほど欲しい存在だろうに。そして、態々この環境でティラミスを作るその理由を教えられれば"へぇ"と相槌に似た返事を行い、「クリスマスに手作りのケーキをプレゼント。___アリスは見た目に寄らずロマンチストだね」黒の似合うその雰囲気が彼はリアリストだと決めつける要因に至るのか、見かけに寄らない物だと面白がると「味見なんかじゃ足りない。……案内分が味見なら、コート掛けの代わりの分のお礼が足りてないでしょ」隣の芝が青く見えるように、人の物は欲しくなってしまう。彼が今こうして丹精込めて作っているケーキが誰かの物だと思えば強請りと言うほどかわいい物じゃないそれを告げて)
(/移動頂き有難う御座います!それでは早速続きからと言う事でお返事を書かせて頂きました!それではどうぞ、此方でも宜しくお願い致します!/蹴り推奨)
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