陪審員「女王の判決は下る」 / 非募集

陪審員「女王の判決は下る」 / 非募集

赤の女王  2017-12-03 23:18:48 
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時刻は18時を過ぎて少し
リボンを解いた玩具箱の中では堂々巡りの裁判が執り行われる。


>マフィアのアリスだけが玩具箱への鍵を持つ





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  • No.3 by レオナルド  2017-12-04 14:19:06 


はは、おんぼろ屋敷かあ。あれはあれで住み心地は意外と悪くないんだが……まあ、侯爵さんがオレに愛想を尽かせてしまった時はそうさせてもらおうかな。(大きめのバットに敷き詰めたビスケットの上にティラミスの生地を落として表面を適当に均しておしまい。あとは数時間ばかり冷蔵庫に寝かして、最後のおめかしにココアパウダーを振り掛けてやれば立食会場に差し入れするには申し分ないだろう。新鮮みはあまりないし、調理に携わる職務に就いていた訳でもないのだから、あくまでもよくある家庭料理の枠を越えない一品。厨房までの道案内に応じてくれた彼の味見分と、いつも世話になっている同居人へのお礼の分も忘れてはならない。どうせ会場に持ち込めば誰彼が食べるのだから、始めからつまみ食いした状態でも構わないだろうという大雑把な思考回路の元、まだ柔らかな生地にスプーンを差し込み、エスプレッソに浸ったビスケットとほんのり色づいたクリームを器用に一口分掬い上げて。匙の上の澄まし顔に仕上げの粉を振り掛け、小さなティラミスの完成。己をロマンチストだと称した傍らの住人に匙に乗せた出来立てのデザートを差し出しながら、蒼眼を柔く細めて)……ふふ、そう言うウサギさんは抜け目ないな。じゃあ、味見の一口は、オレの手からってのはどう?

  • No.4 by 三月兎  2017-12-04 15:27:42 



(此処で話をしながら過ごしていたさして長いと言う訳でも無い時間内で、あっと言う間に作り上げてしまった手際の良さに感服を。約束通りに小さなティラミスが完成すれば出来上がった其れに目を向けて、小さいからこそ寧ろ手が凝っていると錯覚させるのは匙に掬われたそれにまで確りと仕上げ用の粉を振って貰ったからだろうか、次ぐ提案さえも面白さを助長させてしまう。「味見分だけしかくれないなんて、貧乏くさいって言ってやろうと思ってたんだけど……。こんな可愛いのを見せられたら言えなくなるね」思っていたことが消えたならば黙っていればいい物を、それでも尚、吐露するべく言葉に落とすのは余計な事を言う口だからで。そんな口を開けば向けられた匙に顔を伸ばし、ぱくりと一口。出来立てだからこそ冷えた時とはまた少し違う蕩ける様な味わいに下唇を舐めてから「うん、有り合わせにしては美味しいんじゃない」散々堪能するように間を置いた癖に随分捻くれた賛辞の言葉を送り)

  • No.5 by レオナルド  2017-12-04 21:16:11 


>三月兎

……ふふっ、良かった。お茶会好きのあなたに認めてもらえるなら、パーティの差し入れとしては合格ラインだ。(二人っきりの品評会、案内料として彼専用に作った一口サイズのドルチェの感想にくすりと笑み。甘味を食する機会が多い彼のお墨付きをもらえたのなら、心配はいらないだろう。ボウルの淵に少しだけ残ったクリーム生地を人差し指で掬い、行儀悪く指先を啄んで自分も味見を。心なしかいつも作るものより柔らかな舌触りのそれに満足気に頷くとティラミスが詰まったバットを冷蔵庫の上段へ。うっかり食いしん坊さんの胃の中に収まったりしないように"まだ食べちゃ駄目だぞ"と簡単な単語を組み合わせただけの英字のメモ書きを手前に。スイーツ作りを終えてしまえば使った調理器具を片付けるだけ。スポンジに洗剤をたっぷり付けて、蛇口を捻り。ふわふわと周りに小さなシャボン玉を漂わせながら洗い物に取り掛かり)ところでウサギさんはどんなケーキが好きなんだ?さっき、お茶会にはケーキがいっぱいあるから~みたいなこと言ってたろ。

  • No.6 by 三月兎  2017-12-04 22:25:47 



__一番、って言うと迷うね(誰かしらが用意するケーキのラインナップを思い出しながら、一番好きな物を考える。ケーキと言えばオーソドックスのショートケーキは勿論苦みのあるチョコレートケーキも好きだ、その中での一番は。「ナッツの入ったパウンドケーキが好き、洋酒を少し利かせたやつ。紅茶の邪魔をしないでお互いを引き立てるから」好きな物の話題と言えば澄ました顔をしていても自然と緩んでしまう物、ゆるりと口角を緩めてから「アリスは。__どのケーキが一番好き?」パっと頭に浮かぶだけでも沢山の種類が有るそれを彼ならば何を選ぶのだろうかと好奇心を滲ました眼で目を向けて。とん、と立ち上がれば慣れた様子で紅茶の準備を、流石城なだけあり我が邸程とは言わずともそれなりの種類が用意されている。選んだのは"クリスマスティー"仄かに柑橘を感じられるスパイスが利いた紅茶はこの時期になると名前のせいでつい飲みたくなる物、二つのティーカップにそれを注げば「即席だけど、味は美味しい筈。シュガーが足りなかったら好きなだけ足して」己はこのまま、暖かいティーカップへ口を付けて)

  • No.7 by レオナルド  2017-12-07 11:20:06 


(ボウルや泡立て器を覆うシャボンを流水で濯ぎ、乾いたタオルで水滴を一拭い。同じ質問を返されるとは思っていなかったようで「オレの?」と虚を突かれた様子で瞬きを。好き嫌いはあまりないが数多ある種類の中から一番を選ぶなら彼と同じようにお茶によく合うものだろうか。母国で馴染みの深い飲み物といえばエスプレッソであり、濃く抽出されたドリップコーヒーのお共といえば「ティラミスか、チーズケーキだな」と役目を終えた調理器具を所定の位置に戻しながら頷き。前者は幼少より慣れ親しんだドルチェ、後者は個人的にはちょっぴり高級なドルチェといったところ。片付けを終わらせる頃には淹れ立ての紅茶の柔らかな香りが厨房内を満たしており「Grazie…せっかくだし、ストレートでいただくよ」短く感謝の礼を述べながらティーカップを右手に。水仕事で悴んだ指先に染み渡る温もりに自然と表情も緩む、暖を取るように左手も添え、両手で陶器を包みながら、揺れる琥珀に口を付け、自分の為に用意された紅茶を味わう一時。蒼眼を細めながら「あたたかいなあ」だなんて、幸せそうにぽつりと呟いて)……ん。うまい。ウサギさんはバリスタになれるな。

  • No.8 by 三月兎  2017-12-07 12:08:12 



__毎日淹れてれば余程の不器用じゃない限り容易いもんだよ(紅茶一杯をこれが幸せだと言わんばかりの表情で褒められれば悪い気はしないものの聊か大げさな気がして素直に受け取ることが出来なくなってしまう、深淵の様に深い青の瞳が柔らかく解けるのを視界の隅にて捉えつつ返す言葉は何も特別な上手さは無いと謙遜するでもない素直な意見。好きなケーキの中にチーズケーキが有れば「手作りのティラミスを紹介された後に市販のティラミスを用意する勇気は僕にはないね。……チーズケーキを用意してあげるから今度はウチ用にティラミスを持って来てよ」最初は意味を持たない嫌味の様な台詞を吐いて、今一度お茶会への招待を今度はちゃっかりと見返りを忍ばせながら持ちかけて。余韻として残るけーきの甘さと一息つく様な紅茶の暖かさ、それに加えて彼の向ける綻ぶ様な表情に釣られるように、己も又ふ、っと小さく息を漏らすように微笑を零し「それは侯爵夫人に?__渡すなら早い方が良いかも。夜になれば飲みたがりを集めて朝まで賑やかにやるみたいだから」此処に来て日が浅く、誰かへのプレゼント、その情報であれば誰宛てなのかと言うのは推理するまでも無く、毎年恒例の酒盛りを思い出せば折角作ったそれが無駄にならない様にとお節介なアドバイスを送り)

  • No.9 by レオナルド  2017-12-07 15:08:11 


楽しみにしておくよ。(魅力的な誘い文句にティーカップを軽く揺らして口角を吊り上げてみせる。お茶会好きの住人が淹れる美味しい紅茶とシンプル過ぎる手製のティラミス。天秤がどちらに傾いているかだなんて考えるまでもないが野暮な言葉は不要だろう。初めて口にしたクリスマスティーの味わいに舌鼓を打ちながら注がれた琥珀を残らず飲み干して「ごちそうさま」空になった陶器はシンクに。出来立てのティラミスが眠る冷蔵庫の扉を一瞥して「じゃあ日が沈む前に渡さなきゃダメだな」と、小さく笑み。もう少し時間を置いたら、送り主用に個包装のカップに移してラッピングして、残りはパーティ会場に差し入れよう。仮に酒盛りが始まっていたとして、ワインやシャンパンの肴にしてもらえるなら、それはそれでやぶさかではないけれど。料理前に預けたスーツの上衣を引き取るべく、彼の方に一歩距離を詰め片手を差し出しながら、銀色の獣耳を見やり)スーツ、ありがとう。……その、耳って触られるのは嫌か?

  • No.10 by 三月兎  2017-12-07 15:46:04 



__君が嫌じゃないなら(お茶会の約束を取り付ければ満足気に頷いて、差し出された手へ預かっていた上衣を返すべく手渡して、その際に伝えられたその言葉に反射的に垂れる耳の先を揺らせば直接的な返事は行わずに、相手へ答えを委ねる様な返事を行い。試すように目を向ければ駆け引きを楽しむが如く口元にゆるりと笑みを蓄えて「可愛い女の子相手じゃなく、同性に耳を触られるのは……どう?」愈々堪えることが出来ずにくつり、と静かに喉を鳴らし。目に見てわかる特徴で、加えては他の兎よりもとっつきやすいと自負しているからこそ触れられることに抵抗も拒否反応も本当は何も持っていない。ただ、少しばかり意地悪を述べてから買いたかっただけ。だからこそ己の持つティーカップを空にしてから「これも、洗ってくれるなら」"どうぞ"空になったティーカップをシンクにことりと置いてから己の指先で垂れる耳の先を摘んでから手放して、先の意地悪は姿を消した気紛れな答えを上げ。触れやすくするためかツイと顎を引き顔を少しだけ俯かせ)

  • No.11 by レオナルド  2017-12-07 21:16:32 


洗い物くらいお安いご用さ。それと、気持ちいいなら性別なんて些細な問題だと思うぜ。(渡された上衣にさっと腕を通して羽織り、衿元を正しながら戯れを。背広の釦は止めることなく、袂を寛げたまま彼に向き直って。奪うことしか知らない指先で耳先に触れ、恐る恐る一撫で。作り物ではなく、血肉の通った温かな感触を指の腹で確めるように、優しく二撫で。柔らかい。生きている。室内を明々と照らす灯の下、爛々と暗色の双眸を輝かせ、興奮気味に早口で「bravo!すごいな!ふわふわだ!!」だなんて。幼子だってもう少し情緒的に喋れるだろうに、あまりにも実直で馬鹿正直な感想を嬉々と伝え。当人からの協力を得たことも後押しとなり、夢中になって手触りのよい獣耳を撫でたり摘まんだり好き放題に弄んでいたが、はたと我に返って動きを止め。一拍の間を置いて、ぶわりと腹の底から込み上げてくる羞恥心に数歩ばかり後退りながら、利き手の掌で顔を覆い。生きていく上で必要のない感情なんて当の昔に捨てたと思っていた。久しく感じることのなかったそれ。必死に取り繕う単語に纏まりはなく、ただ赤面した面だけは見せられまいとちっぽけなプライドに動かされるまま後退した体は、カウンターにぶつかってようやく止まり)───ッ、すっ、すまない!オレは、動物が好きなんだが、彼らにあまり好かれなくて…っ!だから、こうやってちゃんと触れたのは初めてで……年甲斐もなく、みっともないところ、を。

  • No.12 by 三月兎  2017-12-08 16:58:42 



___、っ。(決して痛い事なんて無い力加減で耳に触れられるとゾゾゾと背筋が振るうような擽ったさに反射的に静かに喉を鳴らし。生唾を呑む様にゴクリと息を飲めば遠慮のないその手付きに嫌味の一つや二つ述べてやろうと顔を上げ。そのタイミングにて触れていた手が離れ、しどろもどろと伝えられる言葉に意表を突かれる事となり。ぽかん、と薄らと唇を開いて瞬きを一度「……きっと今みたいに触ったんじゃない」動物に好かれない、と先の行動を恥じる様なその言葉に先ずは冷静な返事を。その後、片手で緩い拳を作り口元にそっと宛がって"くすくす、"と息を漏らす様に笑い声を。目元を緩く細めて暫し笑ってから「玩具じゃないんだから、そんな風に触ったら嫌がるよ。……君だって、ほら。」離れてしまった距離を詰める様に一歩ずつ確りと歩み寄ってから両腕を伸ばし、ワシャワシャと故意的に髪型を乱す様に撫で回し「こうされたら逃げたくもなるでしょ」悪戯か嫌がらせか、元々がふざけた友人が多い性分である。そんな悪戯を澄まし顔で行う事は難しくふふ、と表情を悪戯笑顔で崩しながら伸ばした人差し指を向けて指摘するように続け)

  • No.13 by レオナルド  2017-12-09 23:58:06 


───いや、オレは彼らに好かれていないみたいで、怯えさせてしまったり、威嚇されることが多くて、まともに触ったことがなかったんだ。だけど、だからといって、あんな…子供みたいに……(らしくなく赤面した表情を隠すべく片手で顔を覆ったまま、息を吸って、吐き出す。ゆっくりと、深く、長く。肩を浅く上下させながら深呼吸を繰り返す―柔らかな手触りの獣耳に夢中になって、それこそ年端も行かぬ子供のようにはしゃいでしまった先の醜態を恥じるばかり─頬に集まった熱を逃がそうと必死の身に周囲に気を回す余裕など残っている筈もなく、相手の接近を容易に許してしまう。それも彼の手が、己に触れたことでようやく現状を認識したくらいなのだから重症だ。穏やかな笑い声と共にくしゃくしゃと頭を撫で付ける手のひらの感触に、小さく身動ぐも、最終的に体の力を抜いてされるがままに。腰ほどの高さのカウンターに少しだけ凭れ掛かるように体重を預けながら、利き手を降ろしてようやく顔を覗かせては「別に、オレは嫌じゃないぞ」と、指摘に対して緩く笑み。ようやく落ち着きを取り戻して、好き放題に弄ばれて乱れた黒髪を適当に掻き上げた後、小さな懇願を)さっきのことは皆には秘密にしてくれ。あんなにはしゃぐなんてクールじゃないだろ。

  • No.14 by 三月兎  2017-12-10 15:43:34 



……、(先程までの凛とした佇まいが崩れた、気丈を保っていたような面構えが動揺に揺れる姿とは思わず悪戯を仕掛けたくなるその思いを隠してから懇願の様に伝えられたその願いに応えるべく、己の人差し指をピンと伸ばしてから口元にそっと宛がって「秘密の共有は好きだから、言う事を聞いてあげる」口元に静かな笑みを薄らと浮かべ、涼しい顔した澄まし面で肯定を。勿論黙って言う事だけを聞くつもりなど端から無いようで口元に当てたその人差し指を下すのに合わせて「余り僕を放置していたら噂は風に乗って何処までも広がるよ」暗に、己が彼のことを気に入ったと言う事、だからこそ時折にでもその面を見せろと命じる様に駆け引き染みた意味合いを隠して伝え。「侯爵夫人の所にいながら、アイツの知らない君を知ってるなんて面白くて仕方がないよ」全てを知るそんな顔をしてけたたましい演説紛いの台詞をツラツラと述べる占い師を頭に浮かべればこそ、その彼がお気に入りとして懐に囲う彼との秘密。それは響きだけでも十分に面白い、実をいうならばこの思いだけでも十分に楽しませてもらっている。「さて、__僕はそろそろ会場に戻るよ」片手の指先をヒラリ、そう揺らせば"君はどうする"と問いかけを)



  • No.15 by レオナルド  2017-12-12 17:15:25 


──ふ、それはそれは。(細やかな秘密の共有の対価として掲げられた条件は拍子抜けしてしまうくらいに可愛らしいもの「うかうかしちゃいられないな」わざとらしく肩をすくめて見せながら凭れ掛かっていたカウンターを離れ、相手の傍を通って流台に。うっかり彼の機嫌を損ねたりしないよう、手土産に手製のティラミスを持参してお茶会にお邪魔するところから始めなければ。問いかけに対して、二人分のティーカップを片付けながら今後の予定についてぼんやりと。突発的な思い付きでドルチェを作るに至ったはいいが、果たして目当ての人物の予定は空いているのだろうか。幸い即日消費の食べ物でもないし、捕まえることが叶わないのなら後日渡せばいいかと持ち前の楽観思考で開き直り。ひとまずはクリスマスパーティーの期間に宛がわれた―それ以前、要は自分が不思議の国に足を踏み入れた時から用意されていた本来の滞在予定地であった―ゲストルームに戻って、ラッピングやら何やらの準備に取り掛かることに決め。会場に戻る彼とはここでお別れ、口端を吊り上げて薄く笑み、別れと感謝の言葉を告げると、帰路につく途中までの道中は共に)んー…オレは一旦、自分の部屋に戻るよ。付き合ってくれてありがとう。

(/お世話になっております。三月兎さんとティータイムした上にお耳も触らせていただく愚息にジェラシーを感じる背後です。キリも良さそうなので、場面転換させていただいて侯爵夫人様にプレゼント(と呼ぶには烏滸がましい物体)を訪問販売よろしく押し付けに参らせていただこうかと思うのですが大丈夫でしょうか?時刻は18時くらい、メイドさんから伺ったお部屋にアポなしでお邪魔させていただく予定です。そして、またしても状況説明も兼ねて此方からロルを投下させていただきたく…!問題なければ次レスにて扉の前に到着した描写を投下致しますが、何かご意見等御座いましたらお申し付けくださいませ…!)

  • No.16 by 三月兎  2017-12-12 17:25:32 



(/此方こそお世話になっております!レオナルドさんとの素敵な時間と共に三月兎との交流が作れたことを嬉しく思っております…!次ぐ場面転換畏まりました!それではお言葉に甘えさせていただきまして、初回ロルをお願いしたく思います…!レオナルドさんお手製のティラミスを味わえる侯爵夫人を羨みつつ、ひっそりと待っておりますのでお時間の有る際にでも宜しくお願いします!)

  • No.17 by レオナルド  2017-12-13 15:26:29 


(雪雲から垣間見える冬空が橙から紺碧に飲まれつつある夕刻。オフホワイトのケーブルニット、細身のシルエットの黒いパンツ、素足に履いたルームシューズ。早めにシャワーを済ませ、着替えに用意されたものから選んだ比較的ラフな衣服に身を包み、キッチンに足を運んで数時間前に作成したティラミスを透明のカップに盛り付けた後、タイミングよく廊下を通り掛かったメイドを呼び止めて指示を請いながら、最後の仕上げも完璧に。ラッピングの指導に応じてくれた彼女に感謝と口説き文句を伝え、廊下に逆戻り。左手にモスグリーンの小さな紙袋を提げて、フラットな靴底で絨毯を擦りつつ、機嫌よく進む。やがて、とある住人に宛がわれた個室の前に佇んでは、控え目にノックを二回。間を置かずに「侯爵さん?居るか?」声を掛けながら彼の反応を待たずにドアノブを捻る。もし、扉に鍵が掛かっていなければ、部屋主の許可が降りるりも先に顔を覗かせることになるだろう)


(/ご快諾ありがとうございます!アポなしの上に待ての出来ない駄犬が粗相をしておりますが…。ちなみにお部屋にいらっしゃらなかった場合は廊下で待機させる予定です(笑)それではよろしくお願い致します)

  • No.18 by 侯爵夫人  2017-12-13 16:12:15 



(普段こそ肩を露出するように開いた着方を好む和装を、フォーマルな場に合うように金色ベースに黒で引き締める配色の着物を乱れなく確りと着込み。目立ちたがりの性分を現すように胸元には紫色の花の形を象った飾りを大小いくつか飾り。髪型も普段の大雑把な物ではなく、乱れなく丁髷のように高い位置にて一本に確りと纏めれば着物に合わせた金色の髪飾りを忘れずに。身支度が整ったところでウキウキと気持ちが弾むのは飲みたがりが一堂に会して行われる夜ごとの宴の為であり。今晩の宴に持ち込む酒類の確認を一瓶二瓶と行って、今まさに飲みたくなるその気持ちを堪え我慢するように生唾をゴクリと呑み込んで。そのタイミングにてノックの音が聞こえれば横着にも「___勝手に開けて構わんぞ」とノックの時点で誰がいるかも判断しないままに大雑把な許可を繰り出して。中でも一番お気に入りの酒瓶を指先でツンと突いてから扉に向き直りその場に立つ彼の姿を見直せば片方の口角を持ち上げる様に不敵に笑顔を、其処に立っていたのがお気に入りの彼だからこそ簡単に気を良くすれば「嗚呼!嗚呼!どうした、俺がいなくて寂しくなったか。」からから、と笑い声を上げて扉の先に見つけたその姿を出迎えてヒラリと片手を揺らし)

  • No.19 by レオナルド  2017-12-16 21:54:36 


そうだと言ったら?(相手からの許しが降りたのと扉が開いたのはほぼ同時。早々に開いた隙間からひょこりと顔を覗かせ、室内の様子を窺えば、探し人がちょうど此方を振り返るところで、久方振りに垣間見る虹彩に薄く笑み。手作りのプレゼントが眠る深緑の紙袋は己の背に隠れるよう後ろ手に。ゆっくりとした足取りで彼の元に近寄りながら問い掛けに、弧を描かせた唇から他愛もない戯れを紡いで「慰めてくれるのか?」くす、と小さく喉を鳴らしてみせるも、微かな愉悦の色を孕ませた双眸は、彼の手元―用意された魅力的なアルコールの品々―を辿った際に嬉々と揺れて「Caspita!」素直に感嘆の声を上げ、酒瓶と同じ目線になるように腰を落とす。用意された酒瓶、その内の一つのフォルムを右手の人差し指で、つつ、となぞりながらゆるりと蒼眼を細めて。目先の欲に釣られ、背中に忍ばせた贈り物の存在をすっかり失念し、左手に緩く携えたモスグリーンの小さな紙袋が彼の視界に入る位置で揺れ)───これは侯爵さんが用意した酒?ふ…ウサギさんの言ってた通りだな。パーティーが開かれている間はずうっと飲み明かすんだって。

  • No.20 by 侯爵夫人  2017-12-16 22:36:21 



__。(思い掛けない乗り掛かりに瞬きを一度、直ぐにくくッと噴き出すように笑い声を上げ手の甲を己の唇を覆い隠し「愛い事を言う、……めんこいアリスは愛でねばならん。」先の言葉に応える様に冗句を滲ませた返事を添えて。用意していた酒瓶に興味を覗かせた相手の様子に気が付けば"んっふっふ"と酸素を含んだように口角はゆるりと上を向き笑い声を、「その通り、この機会にしか呑めぬ奴も多いの……何を持って来た」最初こそ腹を立たせるほどに太々しく胸を張った笑みを浮かべながら得意げに述べた言葉も、モスグリーンが視界の端にチラついた事で興味が移りズケズケと歩みを詰めればその紙袋へ顔を寄せ「お前も酒を持って来てくれたのか」キラリと瞳に光を含ませて期待を持った眼差しの儘、彼へ目を向けると何を聞くよりも先に彼が持って来たと言う事は己と共に飲むつもりのアルコールの其れだと疑う事なく"ひょい"とその紙袋を奪うように己の手に持ち。その重さが酒瓶の其れじゃないと気が付くとキョトと拍子抜けを現すように目を丸くし、「俺のめんこいアリスならば、城一番の酒を盗んで来たかと思ったが……。早とちりをしたか」まさか、彼がケーキを持って来てくれているとは思わずに。だからこそひょいひょい、と紙袋を少しばかり上下に揺らし。ぶつくさ、と上唇を尖らせて不満を表に出しながら呟いて)

  • No.21 by レオナルド  2017-12-18 12:14:26 


……すごく、うまそうだ。いや、あなたの選んだものだから、間違いないな。(目の前に並ぶ魅惑の品々にうっとりと双眸を細めながら得意気に笑う声に頷く。この国を訪れた最初の夜、彼の家で振る舞われた白ワインはそれはそれは美味であった。味蕾に刻まれたその味を思い起こす内、脊髄反射のように口内に唾液が滲み、ごく、と喉仏を揺らす有り様。彼の部屋を訪れるに至った本題はしばし意識の外。肝心の紙袋が自らの手の内を離れたことに気付いたのは相手からの問い掛けに答えようと、立ち上がりながら振り返った時「生憎とオレは酒は持ってきて…」視界に飛び込んだ予期せぬ光景に固まること数秒。会話に混ぜてスマートに手渡す筈だったプレゼントはもう既にかの人の手の中。今さらサプライズもへったくれもあるまい。心機一転とばかりに小さく息を吐いて気を取り戻し、固まっていた筋の力を抜くと彼に向き直り。照れることも臆することもなくその瞳を真っ直ぐに見つめると、口端を緩めて「メリークリスマス、侯爵さん。ここに来てから世話になってるあなたに、オレからの些細な感謝の気持ちだ」あえて自らの手作りであることは明かさず。紙袋の中には蓋付きのカップに閉じ込めたティラミスが二つと使い捨てのスプーン。ココアパウダーをまぶした表面にミントを添えたシンプルなドルチェは、果たして彼のお眼鏡に叶うのだろうか)

  • No.22 by 侯爵夫人  2017-12-19 01:11:37 



___!(遠慮など知らぬ存ぜぬとばかりに上下に揺らした紙袋、その中身が己の物だと暗に伝えられれば扱い方は変わると言うもの。ピタッ、と時が止まったかのように揺らしていた腕の動きを止めプレゼントだと言う紙袋の中身を食い入るように覗いて。その中には有名パティシエが腕を振るったと言う高級感ではなく、言うなれば記憶の奥底に欠片のように残る懐かしい誰かの記憶、暖かくて優しい慈しむかのような手作り感「……これは、これは。」思い掛けない中身に目を輝かせ、其れを持ったままベッドの淵へ腰を下ろすと二つの内の一つを手に取って「よもや、贈り物を受けるとは思っておらん。嗚呼、驚いた」宝が詰まる宝箱の様にティラミスカップを眺め、くつくつ。と喉を鳴らし喜びを隠すことなく喜ぶように呟いて。もう一つも取り出すと「早速頂くぞ。__独りで食えと言うんじゃあるまい、お前も来いよ」もしも、この国のコックが作ったとあればもっと機械的な出来上がりの筈、メイドや他の誰かに頼んでいれば分からないがこの時期に付き合う人物がいるとも思えない。と、なれば。手の内の手作り味の有るティラミスは彼が作ったと言うのが一番近いのではないだろうか、と飽く迄も推測の其れを持って先に誘い掛ける言葉を向け「お前が俺の為に作ったのだろう」完璧なブラフ、発足をかますように指摘をすれば両手に持つティラミスカップの内の片方を差し出して「ならば舌鼓といこう」使い捨てのスプーンを手にし年甲斐も無くはしゃいでしまうのは甘いのが好きだと言う素直な理由の他に先の推測の元これが己の為の手料理だと己惚れるからで、緩む口角をいっそ清々しく持ち上げて"頂きます"の一言を)

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