主 2017-11-30 21:43:18 |
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>「世界観」
時は2xxx年、新都-東京-では夜な夜な人間の血を啜る吸血鬼と、それらを狩る聖職者(エクソシスト)と呼ばれる特殊な力をもった者達との戦いが繰り広げられていた。
太古の昔より存在しその繁栄を築いてきた吸血鬼の一族は、渇きと餓えを満たすために人間の血を啜り不老と人知離れした身体能力とパワーで人間に恐怖を植え付けてきた。しかし、ある時代において当時教会の神父が吸血鬼を1人討ち取ったのだ。体内に巡る魔力を操り吸血鬼を狩る、それが全ての始まり。
魔力の才に長けたものを集め、神父は吸血鬼討伐組織「エクソシスト」を立ち上げ、これがのちに続く長い長い吸血鬼たちとの戦いを意味していた。
時は流れても吸血鬼たちはその数を着実に増やしていった。吸血鬼たちの中には、ただ人間の血を啜り殺すのではなく、己の血-毒-を吸血時に人間の中へ入れることで新たな吸血鬼を生む力を持つ者達もいた。
そんな中、エクソシストが本部を置く都内のとある教会では数十年前からある実験が行われた。吸血鬼に対抗するため、と表向きはそんなことを言っているが、内容はエクソシストと吸血鬼の血を使った人体実験。
エクソシストはその魔力により、普通の人間には持てない特殊な能力を発動させ吸血鬼を討伐してきた。しかし、吸血鬼の中でも始祖を含む強大な力をもつ吸血鬼相手ではエクソシストも多くの血を流してきた。そこで、一部の適合が合うエクソシストに吸血鬼の血を入れ、吸血鬼とも互角に戦える討伐部隊を作り上げた。
新たな力をもったその者達を「ツヴァイト」と呼んだ。半分人間、半分吸血鬼である彼らは吸血鬼化しないよう、定期的に人間の血を飲まなければならず一定以上飲まなかったり、力を使いすぎたりすると人間の心を失い完全に吸血鬼になってしまう恐れがあった。
そんか枷をもったツヴァイトへの措置としてツヴァイトのみの単独行動はなるべく避け、エクソシストとツヴァイト、2人1組でのバディを組んで行動は基本的に行う。
──あるものは、大切なものを守るため。あるものは、罪を償うため…思いはそれぞれ。今宵もまた夜の街に闇と光が交差する。
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