（　Keep out ！　）_〆

――…悔しいが恩に着る。多分、こんな調子で日に何度もは顔を出せねぇかもしれないが、勘弁してくれッと助かる。俺も、そう簡単に御前を逃がすつもりは無ェってことを覚えておけよ。匂坂クン？


分かってねェな。近頃じゃやれ草食男子だの、やれ絶食系男子だのと優男風がモテる時代なンだよ。それに俺は……駄目だな。目先の誘惑に負けて直ぐ手が出るから。（　最低発言　）黙れ、手前が恥ずかしげもなく気障な台詞をほざくからだろうが…。何ならその口も塞いじまうか？（　目は覆ったまま、　）…よく分かってンな。恋人となりゃァ話は別だ。敬語で眼鏡で生意気でプライドの高ッそーな奴とかイイよなァ。そいつの鼻っ柱を折ってやった日にはどんな泣き顔が見れンのか、想像しただけで勃ッちま…げふげふッ、ゲェッホっ――！（　噎　せ　た　）ハァ？べ…別に、手前が誰に着いて行こうが知った事じゃ無いが、まあお前の従順さに免じて？今日だけは許してやっても良いが？その代わり次駄犬ッつったらぶっ飛ばす。（　ふい　）癪？素直に受け入れちまえば良い物を、アンタも大概不器用な男だ。…可愛げは無いが手前の悲鳴は嫌いじゃねえよ。（　噛んだ部分をぺろりと舐め、更に耳元へ悪たれ口を添えて　）――フン。羞恥を受けるのは手前だけで良い、それだけの話だ。（　目伏せ　）言葉を濁した台詞が気になるけども…気に入って貰えたようで何より。其方のも確認させて貰ったが、まだまだ俺の知らねェ一面も持っているようで益々先が楽しみでならない。――年下かァ、どうやって苛めてやろうかなァ。（　自らの顎擦りつつ　／　←　）