新年の挨拶も忘れるくらい、アンタを繋ぎ止めるのに必死だったんですね、俺。‥勿論、今でも気持ちは変わってませんけど。──渡したい物があるから現にこうして此処に来た訳ですし。‥あー‥バレンタイン‥には少し遅いンで、何時かのサプライズのお返しとでも思ってもらえれば。派手好きなアンタからすれば些か地味過ぎるかもしれませんが。( 黒基調の千鳥格子模様が施されたライター置いて。 )