天才美術家 2017-11-15 21:15:13 |
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【ロビンフッド】
すっ…!?――あー、はいはいそうですね、ありがとうございます!
( 薄々自覚はあったものの改めて指摘をされるとやはりこそばゆいのか、深い緑の目を細めぐぐと唸り。しかし此処で言い返すのも些か大人げないかと息を吐けば、照れを誤魔化す為に普段より少しばかり声を張り上げながら言葉を続け。金時とほぼ同時に食事を終え席を立つ相手と、相手に続いて食器を下げに向かった金時を見送った後視線を落としゆっくり箸を進めて。野菜と肉を交互に口に運び最後の一口を含んだ所で丁度戻って来た相手に目を向け、何やら嬉しそうに笑みを零すその姿にどうしたんだと口を開きかけるが、己が声を掛けるよりも先に赤い弓兵の名を出されれば彼の手にあるクッキーを一瞥し。相手一人分の量にしては随分と多く見えたが成程そういう事か、と何処までもぬかりない彼の気遣いに思わず笑って )
ふは、有難いっすね。これなら向こうで腹が減っても当分はやっていけそうだな
【坂田金時】
クッキーか、それ?美味そうなもん貰ってんじゃん!
( 食器を片しぐるぐると腕を回しながら席へと戻れば、主人が手に持つクッキーに表情を明らめて。そこそこにボリュームのあるご飯を二杯も食べた後では流石に腹は満たされているが、所謂デザートは別腹、というやつで。ごくりと喉を鳴らせば、同時に『言っときますけどレイシフトしてから食う奴ですからね、』とロビンから釘を刺すようにから言われてしまい、そのままそそくさと食器を下げに向かった狩人を横目にガシガシと頭を掻いて。それから数分後に何処からか機械的な音楽が流れ、後に続いて聞き慣れた発明家の声で呼び出しと思しき内容の放送が聞こえてくると欠伸をかみ殺しながら天井を見上げ )
ん…――――?
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