桜舞う花街（NL）

(/ 美しいだなんて嬉しい褒め言葉頂いて幸いです。先程までのスタイルは残しつつ出来るだけ規約に違反しないようにしてみました。もし、主様が気に入って下さってましたら元にも戻しますし。何れにせよ読みにくいロムにはならないよう心掛けます。此方もあやふやにしてしまい申し訳ありません。では、一旦下がりますね。スペースレス失礼しました。



いや...そう言ってくれて嬉しいよ？少し濡れちゃったけど俺も雨に感謝しなくちゃ。俺もただの雨宿り感覚だったつもりがこうやって桜に逢えてお喋り出来てるんだから。(この店がその様な類いのそれだと気付いた時、受付を済ませこの部屋の敷居を跨ぐまではこの雨が止もうと止まずともほんの少しの時が経てばこの屋敷から去るつもりだった。だが、目の前の相手に出逢い、話を交わして行く内にそういうつもりも、立て込んでいるはずの探偵業務も忘れてしまっている様子で今や１人のお客。不幸を笑うつもり無いと言う相手だがその微笑が見れるのであれば別に雨に打たれた事を笑ってくれても構わない、そんな気さえしており。「....でもね。その台詞が遊女としての言葉じゃなくて貴女の言葉だったらもっと嬉しいな。」リップサービスであろう相手の台詞に乗せられそんな相手を揺さぶらす様な台詞を吐いては冗談なのかどうなのか分からない砕けた笑みを態とらしく相手に魅せ。“嗚呼。”そう一言添えては又タオルを手に部屋を後にする相手の背を見据えては“もっと濡れてくるべきだったかも”と相手との物理的距離感を惜しむ譫言の様なそれが心情を独占し。)