【再建】退路は暗闇の中【黒本丸】

>>篠崎様

……また逃げられてしまったか
(数日前に来た相手はどうやら逃げるのが上手いらしく、自分でも中々追いつけずにいて。今日も相手を見失ってしまえばどうしたものかと顎に手を当て少し考え込み。隠れてしまうのならばいっそのこと隠れられるような場所を全て無くしてしまえばいいと思い当たれば相手を見失った辺りに戻り、とりあえず入った部屋は相手のいる部屋の隣で)


>>飯島様
ふむ、それはつまり……この本丸から、主を奪うということでしょうか？
(疑問形でありながらも相手が刀に手を置いた時点で自分たちが言うことを聞かなければ実力行使に出ることがわかっているため確認のような言い方で。相手からこない限りはこちらも手を出さない気でいるが、内心審神者を奪われるなど許す気はなく無理に作ったような表情になって)


>>江ノ島様
おや、審神者ではないと？だとすれば政府の方でしょうか……一体どのようなご要件で？
(残念そうな相手の声音に一瞬キョトンとすればすぐさま思考を切り替え、審神者でなければここに来るのは政府のものだと思い当たり。下手なことをすれば斬ることも考えるが、まずは相手側の目的を聞きだそうとして「政府の方がいらっしゃる必要など、この本丸にはないと思うのですが？」と首を傾げ)


>>赤坂様

……？
(ふと視線を感じれば辺りを見回して。相手のいる押し入れが目に入れば部屋に入った時は全てしまっていた筈の戸が少し開いているのを見れば「主、そこにいるのですか？」と近寄って行き一思いに戸を開け放てば「見つけましたよ、主。戸を開けたということは、この長谷部の声に応えて下さったということでしょうか」と嬉しさを滲ませた声で言い)


>>今剣
あぁ、本気で逃げろよ
(すぐさま駆けていく相手に聞こえたかどうかは分からないがそう言えば一から数えていき。やがて二十数え終われば相手を追うように裏庭に駆けて行き)