主 2017-10-23 21:59:17 |
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[世界観]
とある別世界のお話。そこには二種類の人類が存在した。端的に言うと、『見られるものと、見るもの』である。見られる側の人類をそこでは『観賞用人類』と呼び、『箱庭』と呼ばれるこちらの世界で言うところの動物園のような場で他の人々その美しさで魅了している。その『お世話係』である飼育員以外、直接関わる人間は少ない。
[観賞用人類について]
全人口の3%の割合で産まれるとても美しい人類。その特徴の一つとして、髪と目の色が何かの宝石のような色をしている。しかし、何れも短命で生まれて数ヶ月で死ぬものも多いため、名目上は『箱庭』で保護を受け、代わりにその美しさを大衆に魅せることを仕事とすることになっている。大衆の前に出る観賞用人類は最低限の言語や一般的な教養を身につけており、意思疎通は可能だが、幼い頃から箱庭で暮らしているので箱庭以外の世界のことは全く知らない。
[箱庭について]
外観は真っ白でガラス張りの温室のような場所。その中にいくつか強化ガラスで仕切られた部屋があり、その中で観賞用人類が暮らしている。一般人立ち入り禁止の区域には、観賞用人類にマンツーマンでお世話をする飼育員の部屋があり、そこで暮らしている。
[飼育員について]
1人の観賞用人類につき1人が世話に当たる。観賞用人類に食事を与えたり、清掃、コミュニケーション、それから教師の役割も担う。自分の担当外の観賞用人類に話しかけたりすることは可能だが、直接的な世話は不可。
[一般客について]
観賞用人類を見に来た一般客。ガラス板で仕切られていますが観賞用人類とコミュニケーションは取れるようです。しかし、人類を見る、という文化は今や衰退して来ているようで、客足は衰えるばかりです。よって箱庭はいつも満員!というわけではなく、ちらほらと人がいる、程度のもの。
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