伊達組沼住民 2017-10-05 22:11:52 |
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…。(凶報を伝えれば、相手の悲しみに耐えるような声色がぽつりと聞こえてくる。涙は見えないものの、余計にそれが感情を必死に押し殺しているように思えて一抹の懸念を覚えてしまう。この世界でたった一人っきりの、謂わば天涯孤独の身。突如そんな立場となった光忠の心中は計り知れないが、力になれなかった自身の未熟さと不甲斐なさからか自然と掴んでいた柄に力が入る。あと少し早くここに来ていれば助けることが出来ただろうか?このように壊滅的にルシェの住処が壊されることは無かっただろうか?段々と自分らしくない思考が頭を締めていくが、溢れた水が元に戻らない様に、過ぎてしまったことを変えることなど出来ない。せめて己が出来ることは、目の前にいる生き残った彼の今後を最善のものにすることだ。関わった者として自身にはその責任がある。そこまで考えたところで、ふと通信機に機関からの連絡が入った。どうやら内容を聞くに竜の殲滅が完了したらしい。つまりは大方のミッションが完遂したと言う事だ。あとは避難誘導のみなものの光忠をここに置いて行くわけには行かないが、あの差別的な街の人間が沢山居る場所へと連れて行くわけにも行かない。どの様な方法を取るべきかと考えていると、何やら色々と考えていたらしい貞が一つの提案をして来た。それに付け加えて耳打ちされた内容にも同意が出来たので)…分かった、機関には俺が連れて行く。避難民の事は貞に任せた。(そう了承の意を示す為に軽く頷いていく。他のルシェの後ろ盾もない今、先程のような蔑んだ目を向けて来た街の奴等に再び鉢合わせたら危険だ。それに、相手の精神衛生上にも良くない。連絡機器でゲートポイントへのアクセスの許可の依頼を出した後、視線を貞から彼に移しては)…光忠、これからドラゴン対策機関と言う組織にあんたを案内したい。そこに行けば、両親に手を掛けた可能性のある先程の竜の存在も分かるかもしれない上に、その魔法自体についても使い方を理解する事が出来る。…もし何処か行く宛が無いのなら、俺について来て欲しい。
(/設定上仕方ないですし、その様なみっちゃんも好きなので大丈夫ですよ!こちらこそありがとうございます!話が進むようにするとどうしても多弁になってしまうもので…。了解です!では次あたりから機関に向かいますが、ゲートポイントなどオリジナルでしたが大丈夫でしたか?)
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