¥ command start 2017-10-05 22:08:26 ID:b6c78bc32 |
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(コツコツと足早に帰路につく中、今日の任務で殺め、捕えた人々を思い返す。それぞれの自由を、生命を奪ってまで生きる己の罪深さに嘆きながらも、その状況を一人で打開することなど不可能であることに変わりない。早く家に帰りたいがためにすれ違ったフードを被った人物に疑問を抱くことなく細い裏道を抜けると、薄明かりが自身を照らす。見上げると、星々が雲間から煌めいているのを見て)
────散ると見て、あるべきものを、梅の花。うたてにほひの、袖にとまれる…か。とうに諦めているのに、まだ君達の匂いが私にまとわりついているのは、私が……まだ…
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