周囲は皆幸福そうな面構えで、独り取り残された感覚が苛む。心中の柔らかな部分が、じんわりと漆黒に塗り潰されて行く様な不快感。早く誰か俺を掬い上げてよ。寧ろ逆でも良いケドね。俺が誰かの手助けになれるんだったら極力精を出すよ。