>ニグ こんな碌でもない世界に独りでしがみついてたって仕方ないだろう? (灰色の瞳を鈍く輝かせてニグの顔を覗き込み、洗脳の様な文句を静かに呟き。邪魔は多いがこの馬鹿な神父が自らこうなる事を選んだのだ、誰が止められるだろう、それに翼の怪我と引き換えに手に入れたこの魂を逃してなるものか、と無意識に弄んでいた相手の髪を強く掴み