>リューキさん…はい、参りましょう(馬車の中で一人座って、物憂げな表情を浮かべたまま彼がやってくるのを待っていて。少ししてイーリスとの話しが済んだのだろう戻ってきた相手の笑顔を見れば少しばかり気が紛れたようで此方も同じく笑顔でそう応じ、出発する心の準備は出来ていることを示して「あの…リューキさん…」そうして走り出した馬車の中、神妙な面持ちで彼にそう声をかけて)