ルーチェ 2017-08-30 21:54:50 |
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リボーン オリ話
「うわぁ...」
霜月雪は、その場に広がる光景に息をもらした。真っ黒な上の永遠に続く天井に、色鮮やかなオーロラがかかっている。
「誕プレにしてはお釣が出ますぜこりゃあ...」
そう、今日は彼女の誕生日だった。誕生日だと聞いた友人であり同盟組織のボス、ディーノに旅行がしたいともらしたところ、オーロラを見に行こうと言う話になった。
「どうだ、雪」
「地球、そして大自然に祈りを捧げたいレベルですね」
「俺には?」
「キャーディーノサマアリガトウゴザイマスー」
「おいお前なぁ」
「すみませんふざけました。本当にありがとうございます。」
そう言い頭を下げると「おう」といつもの星のようなキラキラした笑顔で返してくれた。そして彼は少し空を見上げた後、真剣な顔をしてこっちを向いた。
「あのさ、俺まだ未婚でさ」
「そうでしたね。それがどうしたんですか?」
「そろそろ結婚したらって周りからすげー言われてるわけ」
「はぁ」
「そんな時にさ、旅行の誘いがあったわけよ。随分狙ってたやつから。...察しのいいお前なら気がついてるよな。」
「俺と、結婚してくれ」
星のような彼に、太陽のようなあの眼差しに、こんなこと言われたら、
「..はい」
yes以外、言えなくなっちゃうでしょうが‼
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