星月夜 2017-08-17 16:05:06 |
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(眠りにつく前に嗜む度数の高いアルコールは、日課と言うべきか睡眠薬の代打と言うべきか。意図せずに水を飲むのと同様で生活の中に当たり前と組み入る物になっていて。アルコールの染みたスポンジの様な頭で最後に残る意識は愛しい子と就寝の挨拶を交わした事であり、寝静まる街に覚束ない意識を手放した。暫くし、夢を見た、はじめて君に出会った日を。赤子特融の柔らかな君は指先で触れては穴を開けてしまいそうで怖かった。小さい手で懸命に武骨な人差し指をぎゅうと握る愛しき君を。__静寂の中にひっそりと聞こえる微かな音が何を語るのかまで理解できないが、夢に浸る意識を少しずつ現実へ引っ張り戻す。耳に良く馴染む声に未だ少し眠たげな眼を開くと夢か現実か、寝惚けた頭が覚醒するより先に布団を捲り腕を伸ばし。伸ばした手で頭の形をなぞる様に触れれば考えるより先に言葉が口を付き「……海くん、そこは痛いから。こっちにおいで」指の隙間を潜らせるように髪を流して手を離し、自身がベッドの隅に体を寄せる事で狭いながらも一人分の場所を作り上げて。そうしている間に鮮明になり始める意識の隙間を抜いて横目に現在の時間を捉え。一度、頭が覚醒し始めれば睡魔は姿を掻き消して「今ね、初めてお前を抱きしめた夢を見てたよ。」ゆっくりとした動作で瞬きを一度行うと今し方見ていた優しい夢を思い出し、その記憶が消えてしまう前に教えて。夜更かしと早起きのちょうど中間のような、静かで街の全てが眠りこけているような時分にシングルベッドを舞台にして二人でいると、世界は二人の事だけを残して他を消し去ったと言う錯覚を覚えて。そんな不思議な感覚に堪らず小さな吐息を漏らすと言葉の意味とは裏腹に漏らした吐息は小さくくぐもる笑い声に変わり「……悪い子だねぇ、」とからかうように語り。幼い頃に何度も有った夜中の来訪も当然だが、成長した今じゃめっきりと消えた。懐かしい夢を見ていた事も有り、懐かしいこの行為が昔の儘変わっていないと嬉しくもあり。掠る声は寝起きを証明し、普段よりもガサついた音で名前を呼びかけて)
(/即レスばかり申し訳ないです!此方のペース気にせずに背後様のペースでお返事いただければ嬉しいです!
早速ロルテストに応える形で交流文を提出させて頂きました!絡み辛ければ伝えて頂けると助かります!海くんと交流できる嬉しさに長文になってしまいましたが削って頂いて大丈夫ですので、どうぞ負担だけ無いようにしてくださいませ!
それでは背後は一度消えますので、何かありましたら声かけしてください…!)
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