(紅茶を飲み終え立ち上がるとベッドに近付いて、投げ出された片手を取り緩く握り締めれば小さく口角を上げ。)…待っててくれてありがとう。ゆっくり休んでくれ、…おやすみ。
(目が覚めると握られた手の感触に微笑み)
おかえりなさい…起きていられなくてごめんなさい
手、握ってくれてありがとうございます…紅茶さん
(紅茶さんの寝顔見つつ、握った手の甲にそっと口付け)
……ありがとう、紅茶さん
いや、起きてなくていい。あんな時間だし寝ててくれた方が安心する。(目が覚めて声を掛けると繋いだ手を外して。)…行ってきます。
(冷たい手のひらを眺め)
紅茶さん、あたたかい格好しましたか?行ってらっしゃい…
私…今夜は紅茶さんに会いたいな…
ただいま。カイロは持っていった。…ん、やるよ。(使い終わったカイロを押し付け。←)
おかえりなさい、お風呂入ってました(嬉しそうにカイロを貰ってポケットに入れて)
今日は早かったんですね(尻尾ふりふり←)
そうだ、卵粥食べますか?(鍋に一人前くらい)
早く帰ってくるって教えてくれれば一緒に食べたかったのに(お碗にもり)
……紅茶さん、お風呂かな(見に行こうかとそわそわ←)
……何やってんだ、テメェ。(風呂上がりに現れて落ち着きのない相手を一瞥すると椅子に腰を下ろしてお椀に手を伸ばし。←)
わっ!…驚かさないでくださいよぉ(恥ずかしさに襲われ赤面←)
あ、手作りですが…(お碗をじっと見たまま)
何か後ろめたい事でも?←
(卵粥をスプーンで掬い一口。)…何かこういうの久々だな。……美味い、
そ、そんな変なことは考えてませんっ←
よかった…紅茶さんが食べてくれて嬉しい(嬉しくてニヤニヤしてしまい)
ん、分かった分かった。考えてたんだな。←
(にやける相手に気不味そうに視線を落とし。)…そんなに喜ぶ事でもないだろうに。
……、はい←
あ…ごめんなさい、嬉しくて…つい(ニヤけていた顔を落ち着かせ)
…意外とあっさり認めるもんだな。←
(笑い声混じりにスプーンで掬っては食べ進め。)…また作れ。
私は嘘は苦手です、それに紅茶さんは見抜いてしまうでしょ?(穏やかな表情を向けて)
食べてくださるなら、いくらでも作ります…今度は何がいいですか?(久しぶりに感じる温かな時間にほっとして)
お前が嘘が苦手なのは知ってる。が、俺はそれ以上に馬鹿だからな。←
…んー、……ナポリタンがいいな。(空になったお椀とスプーンを置いて両手を合わせ。)ごちそうさま、
馬鹿だったんですか?知りませんでした←
お粗末様でした、わかりました…美味しいナポリタン作ります(お椀を片付け足早に戻り)
もう眠くなる頃ですよね…寝ましょう(手を取り嬉しそうにベッドに移り)
手、握っててくださいね
知っとけ。俺は馬鹿だと()。
…ん、楽しみにしてる。(大人しくベッドに移動し寝転がり、そっと目を閉じてはぽつりと。)お前は手を握られるのが好きだな。