…お、まえには…優しくしたいんだよ…(頭から手を退かされてしまい、そちらを見やれば微笑みながらその手にすり寄る姿がありドキリとし。愛おしさに鼓動が煩く鳴り響く中、そこから目が離せずに顔を赤らめたままぼんやりと見つめて) 伊織…、好きだ、伊織…──、(愛しさがこみ上げ、ぎゅうと力を込め抱き締めたまま熱に浮かされたように何度も繰り返し、堪らずに耳朶を甘く唇に含み)