あ……。(何やら探している様子の彼。その場を離れれば不意に出た声。それと同時に手まで、出ていった方向に突き出していて。風邪を引けば寂しくなる、だなんてないと思っていたのだが彼が居なくなるだけで心がきゅっ、となり。) ──カイ、ト…(早く戻ってくれ、と思うばかりでこんな自分は自分じゃない、と混乱していて。)