あ、あぁ…少し待っててくれ。(了承を得ると心の中で陽向に感謝をして。少し急ぎ足でレッスンルームを出ると、すぐさま着替え。こんな時間なのだから誰もいないだろう、と思えば更衣室で1人、ふふ、と笑みをこぼして。カイトからの誘いだなんて断るはずもない。ただ嬉しくて胸の高鳴りが治まらず。だが、こんな表情を見せてしまえば嫌われるに違いない。いつも通りの無表情に戻し、彼の元へと戻り)