主 2017-08-10 18:21:19 |
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(二人が入っていったレッスンルームの扉の前。動向が気になって盗み聞きなんて情けない話だが、彼等の気持ちを確かめるにはいい機会であり。会話が完全には聞き取れず、そっと扉を開けたその時彼に抱き付く昴が視界に入り、小さく息を飲む。それが普段のじゃれ合いとは違う事くらい直ぐにわかる。──もしも彼が自分の恋人なら、直ぐ様出ていって昴に掴みかかっただろうが、今の自分達は友人とも呼び難い関係。込み上げる悔しさと嫉妬心に堪えながら、もう少し様子を見るべくその場に踏みとどまり)
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