主 2017-08-08 19:39:30 |
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天槻、山吹、キュウビ>
……おっと、枢密院への報告の時間だった。(椅子から重そうに腰を持ち上げ大きな窓の方へと身体を向ける。思いっきり背を伸ばし、両腕をいっぱいに左右に広げると部屋の隅にひっそりと佇んでいた側近の女性二人がコートを着せる。踵を返し、彼女一人を部屋に残し、もう一人と共に出ていき、枢密院の元へ向かい出し。廊下を歩く最中)しっかしめんどくさいですよねー…、進んで代表になったとは言え、一々ギャラリー気取りの阿呆共に戦況の報告とかしなきゃならないのは。そう思いません?(廊下を歩き進めながら数歩後ろを歩む女に思いの丈を述べるもノーコメント。表情何一つ変えないところに、乾いた笑みと相変わらずという言葉が漏れて。そんな彼女達はただの側近でなはい。そもそも来栖自身、側近や囲い等を無意味、鬱陶しいだけと感じている。最も、それが"人間"や"感情を持つモノ"に限るが。彼女達に置いては自身の言う事をすべて全うする、自身が用意した唯一無二の存在である。話し相手にならないのがデメリットであるが。)そう言えば例のアレ、どうなっていますかね?枢密院への報告の帰りにでも久々に見ていきましょうかね。アレ量産できれば中々効率がいいと思うんですけどねーホント。面白いし。っと…、これ以上話し過ぎると危ういですね。(そう話している間に到着した枢密院の人間が集う部屋の扉前。バンッと勢い良く開いては、こんにちわー!!!と場違いにも程がある挨拶をする。それについてはガヤガヤと揺れるピリッとした雰囲気。その中でも緩めた口角と、不敵な笑みを外さず。)ごほーこくしまーす。現在討伐率は○○%。未だ頭や幹部と思わしき人物は討ち取れず。やはり私達の意思に反抗する組織とあっちゃ個々の強さは侮れないみたいですー。で、どうです?枢密院の皆さんも戦場に赴いてみては?百聞は一見に如かずっていいますしー…あはは(ある程度の報告と、いつもながらの無駄なコメントに各々の表情はなお一層険しくなり。それに屈する事もなく、否…気にも留めず思った事を言ったと言うような表情を浮かべ。数秒後、枢密院の一人に「おふざけもそこまでにしておけ来栖代表。我々無き国は国ではない。我々は必要なのだ。今後その様な発言は控えたまえ。その座を、降板させるぞ。」と脅迫を受ける。わざとらしく汗水一つ垂らせば、胸に掌を添え、)ふふ、冗談です。そう怒らないでください。貴方達のおかげで僕はこうしていられます。代表をさせて頂いています。これからも精一杯、枢密院のため、国のため洸翼のネズミ共を駆逐していきます。では、失礼致します。(それから部屋を出、例の場所で向かっていく。)…降板するのは枢密院、貴方達だ。ギャラリーから舞台に引きずり落としてあげますよ、いつの日か。ククク…(カツン、カツンと靴音を廊下に響き渡らせ、不気味な笑い声を滲ませる来栖。静かに、ゆっくりと不穏な影は水面下をひた走り始めていた。)
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