主 2017-08-08 19:39:30 |
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来栖>>
………
(到底指導者とは思えない発言に彼女は来栖をはかりかねていた。果たして、この発言・主張は自分を試すだけのもので演技か。それとも素での発言なのか。だとしたら、自分はここにいていいのか。様々な思考を乗せた数秒の沈黙の後に、彼女はそれこそ愚問であるとし思考を放棄する。彼は興味をもって実験を行い、興味をもって代表を行い、興味をもって自分と一緒にこの研究室まで来たのだ。興味に妥協のない人間は強い人間だ。ならば、自分も自身の興味に従い、研究を行うのみ。それがここにいる理由。故に、彼女は深淵のような暗い瞳に臆せず来栖に対してニッコリとこう返し。)
じゃあ、ワタシも、代表が『弱い』人になったら、モルモットにしてあげますね。
(そして、彼女は耳のヘッドホンで『お姉ちゃん』に指示を与え、『お姉ちゃん』は別室へ、彼女は研究室の中に入り。中には入って部屋の左手に各種モニタと機材、右手には外来者用の白いソファやテーブル、そして奥には奥の巨大な迷路部屋を上から見渡せる巨大なガラス張りの窓があり。)
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