21572 2017-07-04 15:56:24 |
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( 屋敷までの道のりは想像よりも長く広い敷地に己しかいないことに誰か居ないのかと頭を左右に動かし姿を探すも何処にも見当たらないままで、雲の隙間から覗く太陽の陽射しが眩しく肌にじんわりと暑く正装であるためジャケットを着用しているが脱ぎたくなるも我慢し、持ってきたスーツケースを片手で引っ張りながら一歩一歩突き進んで。 屋敷の前に到着すると立ちはだかる大きな扉、何度も目にした扉にまた懐かしさが込み上げ向こうには遂に彼女がいると思えば目頭がほんのりと熱くなり。 そしてドンドンと叩いて到着したことを知らせ、扉を開き己の身体を覗かせて明るいシャンデリアの光を目にすると中に声を投げ掛けてみて )すみません、失礼します...。
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