雪月桜(月) 2017-06-17 22:28:12 |
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「……じゃあ約束してください」
「なんだ」
その小さな呟きを聞き取り、神田はアレンの方を見つめた。
アレンの望む約束が何かはわからないが、聞く事なら出来る。
そして次の瞬間発せられた言葉に、神田は戸惑いを覚えた。
「もう教団から居なくなるな!バッッ神田!」
羞恥に頬を染めたアレンの声は、強く荒い。
突然の怒声に神田は苛立ちを覚えたが、すぐにその感情は収まる。
(モヤシなりに、俺の事を心配していたのかもしれないな)
こんな時、神田はどのような言葉を言えばいいかと悩む。
だがそれでも、一つだけ告げられる言葉があった。
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