…? (政宗と小十郎のやり取りを静かに聞いていたが“春”という言葉にそういう比喩が何を示すのか分からないためきょとんと不思議そうにしていると己に促す言葉を述べられればこほんと小さく咳払いをしてから「お初にお目にかかります。我が名は杜若、この刀の付喪神です。」と正座状態で深々と頭を下げつつ左腰に差していた刀を鞘ごと抜くと己の目の前に刀を置きながら小十郎にした説明を政宗にもして)