2017-06-04 12:18:47 |
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「 は、何だよ此処。つうか、誰。 」
ゴテゴテに弄った車内の中、運転席には見知らぬ男性、あまりに突然な出来事で頭の中が真っ白になった。
──遡ること三時間前、
「 今日は飲むぞー!! 」
会社の同僚、新社会人になった俺らはリーダーである彼の乾杯の合図と共にグラスを当て合いなんやかんやとくだらない話をしながら賑やかに過ごした。
暫くしてから俺はお手洗いに行こうとし、襖を開けて足早に向かおうとすれば、目の前でパァンッと銃声の音が鳴り響きバタりと俺の目の前で人が頭から血を流してピクピクとしているのだ。目の前には銃を握りしめた男が一人、俺は突然の出来事に思考回路が停止して呆然と立ち竦み思わず
「 は、 」
情けない声が出た。力が一瞬で抜ければ酒のせいか何か込み上げてきて
「 ──おェッ 」
びちゃびちゃと床にソイツを撒き散らし、それと同時に視界がボヤける。此処で意識を手放せば楽になるかなと甘い考えで居たその時の俺を殴ってやりたかった。
あんな事が起こるなんて誰も予想が着かないだろう。───殺人犯に拉致されるなんてな。
「 殺人犯と? 」 ─ 1話 ─
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