The die is cast.　　

　『　カラダ目当て　』




＿ 君の体に触れたい。


(　学校で仲良くもない不良に僕は一言述べてそっと手を伸ばした。すると彼に『　気持ち悪い　』と言われ、触れようとしたその手は払い退けられてしまい、ずっと前から触れたかったその体には触れられないままで。隣のクラスの不良 ── くんは、突然変な事を言い出した僕に少し興味を持ってくれたのか、上記に続けて『　どうして俺なんだよ　』なんて照れ臭そうに頬を掻きつつも質問してくれた。慌てて言葉を探すけれど、中々良い言葉が見つからなくて僕は「　偶に見える、君の腹筋が綺麗だから　」そう思ったままを口にする。何が可笑しいのか分からないが、述べた後に彼は初めて僕の前で顔をくしゃりとさせて笑い声を上げた。彼が動く度に、ちゃんと止められていないワイシャツの下からチラチラと綺麗に割れた腹筋が見え、思わず胸が高鳴る。いつかその体に触れたい.. そう思いながら今日も彼の隣に座って　)