……ありがと。 ( ひどくあっさりとした受け答えに拍子抜けしつつも敵意が無いとわかれば安堵した様子で刀を納め、まだ少し警戒心が残っているためか小さな声で感謝の言葉を口にして。痛みを堪えて相手の後を歩きながら辺りをきょろきょろと見回すと、この時代について質問をしようとしたところで相手の正確な名前を知らないことに気づき、「俺、加州清光。あんたの名前は?」と改めて尋ね。 )