ノーネーム 2017-05-25 21:51:16 |
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>西嶋課長
ふはー、柔軟剤もいい匂いなんて課長最強すぎます!俺なんてそこらの安売りの柔軟剤だからなぁー。
(出来る男とは柔軟剤にまで気を使うのか。自身との違いにううむ、と唸りながらも課長相手だと驚きよりも妙にしっくりと納得出来てしまい。漏れる笑い声も上品で可愛らしいから困ったものだ。じっ、と見詰めたくなるのを自制し、横目でチラッと見、視界に焼き付けるに留める。「むしろ、課長相手なら加齢臭だってご馳走ですよー。」不意に彼のもっと照れた顔が見たい、と底意地悪い考えが頭を過ぎり、その衝動のまま悪戯げに両口角を釣り上げ笑み浮かべては下から斜めに覗き込んで見せ、そっと囁きを落とし。先程までの雰囲気は何だったのか、急に腕を取られ走り出した相手。その後ろを付いていくように同じく駅前の店目掛けて走り出す。見えてきた先、ガヤガヤと大人数で賑わっている店内が窓ガラス越しに窺えて。果たして席は空いているだろうか。オープンと書かれた表札が掛かるドアを開け店内へ踏み入れては店員が来るのを待とうか。)
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