ノーネーム 2017-05-25 21:51:16 |
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猪原→御蔵
それじゃ、そろそろ上がらして貰うわ~。皆も残りわずかだけど、楽しんでいってね!
(客達の酒を飲むペースが落ちてきたところで、ようやく瓶をカウンターに戻す。客はもう疎らで、テーブル席で潰れた1人、カウンターにいる2人、先輩とデュエットで調子っぱずれに熱唱している1人を残すのみとなった。時計が示す時間も丁度良く、スカートの裾を軽く払い、店内へ声を掛け。案の定上がった、「エ~」や「帰っちゃうの~」などの声に、ひとつひとつ詫びを入れると、最後に投げキッスをかまし控え室へ飛びこんだ。パタン、そう音を立てて扉が閉まると、狭い室内は呆気なく暗くなって、寂しさがグンと膨らむ。アーと、低い声を漏らしながら壁を伝ってしゃがみ込み、ぐしゃぐしゃ頭をかきみだした。洗濯、ゴミ出し、アイロン掛け、通勤…これからやって来る現実の時間。バーへの出勤は次は明後日になっていた。…魔法のかかるのはもう少し後、ってわけね。 そんなとき、ふと頭を過るのは年下の恋人の姿。時間無制限の魔法。危なっかしくて放っておけない…可愛い可愛い恋人だ。思い出すだけで少し笑顔が取り戻せて、元気が湧いてきた。そうよ、呻いていても事態は好転するわけじゃないじゃない。そう言い聞かせながら、パンと膝を打ち立ち上がって、乱れたウィッグを整え、ストールを羽織り従業員通用口を開けた。初夏とはいえ、いまだツンと冷えた早朝の空気に、肩震わせ鼻を啜る。裏路地特有の仄かな生ゴミの香りが何となく気持ちを落ち着かせた。また、あの子がフラフラしてないか心配だわ…。後ろ手に扉を閉めながら何気なく振り返った視線の先に、驚き目を見張った。「やだ、龍ちゃん?!」見間違える筈のない金髪と、その下のまだあどけない顔立ち。嬉しさと心配と怒りとその他諸々が、一気に溢れて止まらない。ダッと駆け寄って彼の顔の高さまでしゃがみこみ、両頬をその大きな節のある手で強く挟み込んだ。「どうして、こんな時間にこんな所に居るのよ!何度も言ってるけど夜の町は怖くて危ないの、龍ちゃんに何かあったら私だって…」勢いよく捲し立てるも思わずポロポロと涙が溢れ始め、慌てて手で拭う。堪えるようにギュッと唇を噛み締めながら少し早口に続け、「それに、こんなに冷えきってるじゃない、ダメよ…龍ちゃんの体は龍ちゃんだけじゃなくて、親御さんやお友達や、アタシにとっても大切なんだから」抱き締めた彼の体は細く、頼りない。いっそ消えてしまいそうに感じる。肩をつかみそっと目線を合わせる。声色こそ優しいものの、僅かに語気を強くした声で「わかった…?」と。念を押すようにじっと彼の瞳を放さず見詰め。)
(/まず、本当にお待たせして申し訳ありませんでした!皆さん素敵なキャラとロルでいらっしゃるので、ついつい時間を掛けたくなってしまいまして…!そのわりにクオリティが「…。」なんですけれども。(涙)
素敵な出会いの設定をありがとうございます…!御蔵くんが素直ないい子で悪いおじさんに引っ掛からないか心配です…。いや、もしかしてもう引っ掛かってましたかね。(猪原のことです。)無論そのままの設定で大丈夫です。ただ、猪原は綺麗なおネエさんでなく、本当にTHEオカマでネタみたいな外見なので、他のお友達はひいてしまっているかも…。ロルの形態や長さも、ご覧の通り主が滅茶苦茶なので、御蔵くんと背後様のやり易い形態にして下さると嬉しいです!今回ロルで場面設定したので、次回以降此方のロルは少々短くなるかもしれません。実は主もロル回しは久々なのですが、そちら様のロルレベルの高さにガクガクと震えが止まりません。御蔵くんの可愛さが詰まっている!世は理不尽です…!)
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