猫さん 2017-05-20 18:00:41 |
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(日を浴びて居ない手は雪の様に白く女性の其れよりも華奢に見えて、壊れ物を扱う手つきで優しく握ったまま甲に口づけを。なんと柔らかい感触だろう、異性だとか同性だとかそう言った垣根を越えて相手という存在が胸の中を埋め尽くしていく。離れ難くなってしまう前にそっと唇を離して顔を上げ、頬を赤く染めたまま一言も発さない相手の様子を見て頭上に疑問符を浮かべるより先に相手が倒れ込んで来れば反射的に片手を背中に回し抱き止めて。密着する面積が多く煩いくらいに騒ぎ出す心臓を止める術もなくぎゅう、と回した手に力を込めれば「……具合悪い?それとも、襲って良いって合図?」なんて巫山戯た事を言いつつも後者でないと分かっているからかそれ以上積極的に仕掛ける事はせず。一定のリズムで軽く背中叩きながら相手の呼吸が落ち着くまで待つ事を心に決めるものの、相手のシャンプーの香りが風に乗って鼻先掠める度に理性は不安定にぐらぐらと揺れて)
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