『 ───···醜い老婆が来る場所ではない。貴様を此処に止めれば汚れてしまう 』
『 この全て私の物。メイドの分際で美しい装飾が似合うとでも…笑わせるわ 』
人は醜い心の乱れがあり誰もが皆己が可愛いと思っている。そんな人間界に姿を変え人の優しさを近くで知ろうとした美しい魔女は醜い老婆・貧しい女・貧相なメイド見た目で判断する人の心を見透かそうとし姿を変え審判を下し4人の人間を選び呪いを掛けた。
◇赤い薔薇
西洋の外れにある城の王子。母親が病死してから父親の厳しい教育を受けていたが我が儘放題に何もかも与えられそれが当たり前になり人を見た目で判断し、ある晩餐会嵐の夜に迷い込んだ老婆に一晩泊めて欲しいと言われたが醜さから断じて断り怒りに触れ醜い獣の姿にされた。
◇黄色い薔薇
資産家の娘で傲慢さがあり直ぐに人の物を欲しがる癖があり欲しいと思ったものは手に入れる迄相手を地獄の底まで追いかける程。孤児だったメイドを雇いメイドが持っていた母親の形見である世界に一つしかないとても美しいブローチ、売れば数億万円する品を欲しがり偽物の似た品を作らせすり替えた事がメイドの姿になっていた魔女から天罰が下され資産家の娘の価値を下げその家を破産させ路頭に迷わせみすぼらしい生活を遅らせられた。
◇白い薔薇
見た目が美しく周りからは女神と迄言われる女は、色欲があり計算高い悪魔の様な人間。男を惑わしその美貌に任せ数々の男を虜にしていたが…1人の男だけは己に靡かず親友である娘を一途に愛していた底からの嫉妬で親友が邪魔になり売り飛ばす程。歪んだ心から親友に変えた姿を元の魔女に戻ると美しい容姿を奪い所々欠けさせ、左目辺りに火傷を負わせた。
◇青い薔薇♂
( おしゃべりは禁止 )