ｃｏｌｏｒ．▽色擬人化／ＮＬ　

>皐月さん
―――おい、何やってんだ。
(騒がしい人混みの中、ひと際間延びした声が耳に届くと視線のみを其方へと向け。一度その場で立ち止まり辺りを見回せば、よろよろと人の間を縫って此方へ歩いてくる相手の姿が目に映って。傍に来るまで待っていてやろうかと暫く突っ立っていたが、教師にぶつかったり、壁にぶつかりそうになったりと危なっかしい彼女の様子に無意識に眉間に皺が寄ると盛大な溜息と共に其方へ歩んでいき、ガシッと腕を掴んで)
(/マイペースな女の子いいですね、うちの愚息でよろしければどんどん振り回してやってください…！絡み感謝です、此方こそよろしくお願いします！)

>姫宮さん
姫、宮…さん。
(無心で廊下を歩いていく己を呼び止めたのは、校内でもかわいいと評判の同級生。そんな相手が不良の名前を大声で呼ぶ、という珍しすぎる光景に辺りがざわつき、騒ぎを聞きつけた生徒らが次第に集まってきてしまい。他人に興味を持たれることなど自分にとってはこれがはじめてで、慣れないことに戸惑いつつ相手の名前を呟けば、ぐぐ、と眉を寄せ。「ちょいこっち、」と数回手招きをして)
(/可愛らしい桃色ちゃんドキドキしながら絡ませていただいております…！絡み感謝です、此方こそよろしくお願いします！)

>黄瀬さん
くそが……。
(先程の出来事を引きずったまま部室の扉を開け中に入っていくと、そこには既に先客が。女子らしからぬ姿勢に思わず目のやり場に困り視線を泳がせるが、どうやら己が来たことに気づいていないらしいと分かれば扉付近からソファ近くへてくてくと移動し相手の背後に回り込んで。小さく零れた溜息の後に続けて唇を開き「相変わらずアホみてぇなこと考えてんだな」、と気遣い皆無な言葉を悪びれもせず口にして)
(/黄色ちゃんにものすごく癒されました！絡み感謝です、此方こそよろしくお願いします！)

>真白さん
っ！お、ああ。悪ぃ、……なんだ？
(フルネームで名前を呼ばれ思わずぱち、と大きく目を見開き。人の壁に隠れてよく見えないが先程の声には聞き覚えがあり、人混みをかき分けながら相手がいるであろう方向に進んで行くと、案の定己を見上げる大きな琥珀色の瞳と目が合い、ほっと胸を撫で下ろして。短く謝罪を述べた後俺なんかしたか？とでも言いたげに難しい顔で首を傾げて)
(/いえいえ、一生懸命なお嬢様の姿に胸打たれました…！絡み感謝です、此方こそよろしくお願いします！)