ストーリーテラー 2017-04-26 11:49:43 |
通報 |
>>魔人さん、ヘンゼルくん
……嫌じゃなくて、恥ずかしいんです。
(ふい、と相手から視線をそらしながら小さな声でぽつりと答えたもののハッと我儘を言い過ぎたのでは無いかと気がつけばシュバっ、と立ち上がるが早いか自分に差し伸べられた手を両手でぎゅうっと握れば「ま、全く嫌ではないですから!その、あまり触られるのに慣れていないというか、ええと、そのっ、……!」と必死に弁解をしようと言葉を紡いで。だが上手く言葉が出て来ずに言葉を脳内で探していた時にふわりと甘い匂いが漂いドアの開く音にぴくりと思考の海から上がればそちらへ目を向け。こちらを訝しげに見る金髪碧眼の美少年に「お、お人形さん……」と思わず口から零れ落ちた言葉に気付くことなく、そして魔人の手を握っていることも忘れて呆然と見つめてしまい。)
トピック検索 |