_な、何でもないわ。ただ、迷子にならん様に気ィ付けやって言いたかっただけや。 ( 名前を呼ばれた事でふと我に帰るも、覗き込む相手を直視出来ず顔を逸らし背を向けて。 「ほな、行くで」彼女の雰囲気に眩暈にも似た感覚を覚え、まさか見惚れていたなんて口が裂けても言える筈が無く。クラっとする甘い彼女の雰囲気に飲み込まれない様にと再び歩き出し )