君のいちごぱんつ【犬×店員】非募

(目の前の彼は青年が入り込んだと言うよりも犬が一匹迷い込んできたかのような感情表現を見せるからか、全身で表現する喜びにこれ以上の注意をする事が出来ずにキラキラと眩いまでの明るさに当てられるように口を噤んで。畳みかけるように自身にとっても喜ばしい報告を聞けば自然と視線の先は彼が手にしているビニール袋に移行され、想像するだけでも涎の出る温かいそれを御馳走になりたい気持ちと今は業務中だと己を律する叱咤の気持ちが葛藤として生まれ、うぐぐと迷う様子で間を一拍置いてしまってからビニール袋へ向けた眼を再び彼へ戻してから口元に少しばかり笑みを浮かべて「ありがと」と短いながら感謝の気持ちを伝えて。続く問いかけにより時計へ目を向けてから「仕事は閉店までだけど……もう少ししたら、店長が戻って来るから＿＿そしたら少し遅い昼休憩」店締めまでは時間が有るがそれより先に休憩時間が有ると言いなおす様に己の自由になる時間を伝えて「どっか食いに行くか」満面の笑みを見ればつっけんどんに追い返すつもりは無いようでパチと指先をはじくように力を入れていないデコピンを彼の額に行って)